悩める小鼻の黒ずみや角栓…原因から解決法まで一挙に解説します!
「小鼻の黒ずみや角栓をどうにかしたい」
「悪化させないためにできることは?」
「自宅でできるセルフケアを知りたい!」
女性を悩ませる小鼻の黒ずみや角栓について、多く寄せられる疑問や不安。今回の記事でまとめて解決しちゃいます。
まずは黒ずみや角栓を作る原因の見極めから始めましょう。自分の肌タイプや黒ずみのタイプを知ることが、解決への第一歩です!
タイプ別!小鼻の黒ずみの原因とは
「小鼻の黒ずみ」といっても原因はさまざま。いくつかの理由が複雑に絡み合って生じている場合もあります。
小鼻の黒ずみや角栓について語る上で外せないキーワードは「皮脂」。
顔は皮脂腺が発達しているためただでさえ毛穴が目立ちやすい場所。とくに小鼻は皮脂が多いことに加え、くぼみがあるため皮脂や汚れが溜まりやすい場所でもあります。
また、皮膚が弱いため傷ついたり刺激を受けやすいのも黒ずみの原因のひとつ。
皮脂や、皮膚の弱さが「黒ずみ」にどう関係しているのでしょうか。
そして、あなたの毛穴の黒ずみは、以下のどのタイプにあてはまるのでしょうか。
きちんとしたケア方法を知り、解決するためにも、まずは原因を知りましょう。
皮脂の過剰分泌タイプ
皮脂は本来、肌に保湿を与える役割があります。しかし皮脂の過剰な分泌は、黒ずみや角栓の主な原因のひとつ。
「オイリー肌」ともよばれる脂性肌の方は、皮脂の分泌量と新陳代謝のバランスが悪く、皮脂量が常に多い状態。さらに皮脂腺が大きいため、特に毛穴が目立ちやすい傾向にあります。
意外と知られていないのは、乾燥肌の方にも皮脂の過剰分泌が起こるということ。
肌が乾燥を感じることで皮脂の分泌が促進され、毛穴が広がって影ができることで毛穴が目立つ傾向にあります。
皮脂が過剰分泌すると、毛穴が目立つだけでなく毛穴詰まりやニキビなどを起こしやすくなります。
これらの肌トラブルが、黒ずみや角栓につながるのです。
詰まり毛穴タイプ
毛穴に汚れが詰まった状態を角栓といい、これが酸化すると黒ずみとなります。小鼻はくぼんでおり汚れが溜まりやすいため黒ずみができやすく、いわゆる「イチゴ鼻」状態に。
ここでいう汚れとは、落としきれていないメイクや空気中に含まれるホコリ、皮脂や古い角質など。つまり、皮脂の過剰分泌とも深く関係があります。
詰まり毛穴は、触れるとザラザラしているのが特徴です。
メラニン毛穴タイプ
紫外線や摩擦により肌が刺激を受けると、刺激から肌を守るためメラニン色素が分泌されます。メラニン色素は小鼻に限らず、肌の黒ずみを作る原因のひとつ。
新陳代謝が低下するとメラニン色素が肌に沈着し、ガンコな黒ずみを作ることも。誤った洗顔方法や毛穴ケア、ニキビなどもメラニン色素を過剰分泌させる場合があります。
顔の皮膚はデリケートなので、刺激しないよう気をつけてくださいね。
黒ずみや角栓を悪化させる習慣や行為って?
おそろしいことに、黒ずみや角栓を悪化させる要因は「何気ない生活習慣」。また、良かれと思って行っているケアがまったくの逆効果なんていうのもよくある話。
黒ずみや角栓が気になるあまりやってしまっていること、気になりつつも出来ていないこと…自分の日々の習慣やクセを振り返りながら、黒ずみや角栓を悪化させる習慣や行為を確認していきましょう。
角栓の無理な押し出し
小鼻の角栓が気になると、ついつい押し出してしまうという方もいるはず。これはとても危険な習慣です。
皮脂や角質の塊である角栓が押し出されることで、毛穴は「皮脂が不足している」と感じ、潤いを補うべく皮脂を過剰に分泌させます。
皮脂の過剰分泌は、新たな角栓を作り出したり毛穴を目立たせる原因。つまり悪循環を繰り返すだけです。
そればかりでなく、角栓を無理に押し出すことで毛穴が広がったり傷つく恐れがあります。毛穴が広がることで黒ずみはより一層目立ってしまいますし、メラニン色素が沈着する原因にもなりかねません。
毛穴パック、ピーリングのやりすぎ
毛穴パックやピーリングは、週1回程度であれば黒ずみケアとして有効なケアです。ただし頻回にやりすぎると、本来肌に必要な皮脂まで奪われてしまい、極度の乾燥状態を招きます。
乾燥した肌を保湿するべく、皮脂が過剰分泌を起こすことで角栓が増えたり毛穴が開いてしまうことに。
また、強力なパックやピーリングにより肌が傷つけられると、メラニン色素が分泌され色素沈着を起こすおそれもあります。
生活習慣の乱れ(食事や睡眠、ストレス)
角栓やメラニン色素は本来、肌のターンオーバーにより自然と剥がれ落ちるため問題とはなりません。
しかし、不安定な睡眠リズム、偏った栄養バランスといった生活習慣の乱れにより、肌のターンオーバーが遅れがちになることで角栓やメラニン色素が肌に蓄積され、黒ずみや角栓を作り出します。
また、ストレスはターンオーバーを乱すだけでなく、皮脂の過剰分泌も招きます。皮脂の過剰分泌が黒ずみや角栓、ニキビなどあらゆる肌トラブルの原因になることはもうお分かりですね。ストレスのため過ぎはお肌に良くないというのは本当のお話です。
鼻を触るクセがある
鼻を触るクセがある方は要注意です。鼻に触れる手が常に衛生的であるとはかぎらないため、雑菌が付着・侵入してニキビや炎症を起こし、メラニン毛穴の原因になる場合があります。
また、鼻を触っていてザラツキが気になるとついついこすったり、角栓を押し出す・引っ張り出すなど余計なことをしたくなります。
鼻はもちろん顔の皮膚はデリケートなので、必要以上に触れないように気をつけましょう。
自宅で出来るセルフケアはある?
出来てしまった黒ずみや角栓に対して、自宅で簡単にできるセルフケアはあります。今日からでもすぐに始められる、手軽に行えるものを中心にまとめてみました。気になる美顔器についての情報も。
セルフケアを行うにあたっては「これからは黒ずみや角栓を作らせない」という予防的な考えも大切です。
黒ずみや角栓を作る原因や悪化させる要因についても復習しながら、チェックしてみてください。
正しい方法で優しく洗顔しよう
正しい方法で洗顔を行うだけでも、小鼻の黒ずみや角栓はケアできます。
洗顔の回数は1日1回、多くても2回で充分。洗顔をやりすぎると皮膚は潤いを失い、乾燥状態になることで皮脂を過剰に分泌させてしまいます。
たっぷりの泡を作り、絶対にこすらないのが重要なポイント。肌に傷を作ってしまうと、メラニン色素を生み出す原因になります。優しく撫でるように洗いましょう。
また角栓ケア用の洗顔料も市販されており、毛穴の奥まで入り込むクレイ洗顔やスクラブ洗顔がおすすめです。
今注目のアイテムは、黒ずみに効果があるとされている「重曹」を含んだ「毛穴撫子 重曹スクラブ洗顔」。
入浴中、毛穴がしっかり開いている状態でのスペシャルケアは汚れをしっかり落としてくれ、スッキリ爽快と話題です。
どんなに疲れていてもクレンジングを欠かさない
メイク汚れは毛穴詰まりを起こす大きな要因。ファンデーションや化粧下地には油性の成分が含まれており、洗顔料では落ちません。メイクをする人は絶対にクレンジングを行いましょう。
拭き取るタイプのメイク落としは使いやすいですが、毛穴の奥の汚れまでは落とすことができません。
疲れている日には面倒ですが、毎日きちんとメイクを落とすだけでも小鼻の角栓や黒ずみはケアできますよ。
できてしまった角栓をケアするためのクレンジングも市販されています。
ピーリングで肌の生まれ変わりを促進
ピーリングとは、皮膚表面に残っている古い角質をけずって落とすことをいい、これにより表皮細胞の新陳代謝を促します。
定期的なピーリングを行うことで不要になった古い角質を肌に残さないよう気をつけることは、毛穴詰まりにおける重要な予防方法です。
また、すでにできてしまった角栓や黒ずみもピーリングによって落とせる場合があります。
オイルマッサージ+綿棒でスルンと角栓ケア
小鼻の黒ずみケアにおすすめなのがオイルマッサージ。
ベビーオイルやホホバオイルなど、市販のスキンケア用オイルを小鼻に優しくなじませることで角栓が浮き出てくるため、綿棒で優しく落としましょう。力はまったく必要ないため肌を傷つける心配がなく、スルンと角栓が取れる感触が気持ち良いですよ。
狭くくぼんだ小鼻ケアには綿棒は欠かせないアイテムであり、指で直接触れるより綿棒を使用するほうが衛生的。新たな肌トラブルを回避できます。
落としきれない汚れには美顔器がおすすめ
忙しい方や日々のケアが面倒な方には、美顔器を使うという方法もあります。すでにできてしまった黒ずみを早くなんとかしたいという方にもおすすめです。
毛穴ケア用の美顔器は、日々のクレンジングでは落としきれない汚れを落とすことを主な目的としています。
- 毛穴のつまりを水圧で落とす
- 温熱を与えて毛穴を開くことで奥に溜まった汚れを取りやすくする
- イオンの力で肌の奥の汚れを取り除く
といった、さまざまな性能で毛穴詰まりを解決してくれますよ。
また、レーザーにより肌のターンオーバーを促す効果をもつ商品も。
もちろん「美顔器」なので、保湿効果や美容効果も期待できます。
毛穴汚れは落としたあとの保湿が最重要
黒ずみや角栓を作らない、悪化させないためには毛穴の汚れをしっかり落とすことが重要だということが分かりました。
さらに大切なのは、汚れを落としたあとの「保湿」です。
肌には「保湿」がなにより大切、というのはみなさんお分かりですよね。でも、その理由や正しい保湿方法はご存知でしょうか?
今一度、保湿の重要性や注意点についてまとめてみました。
なぜ保湿が大事なの?
肌は乾きを感じると、保湿させようと皮脂を分泌させるというはたらきがあります。この皮脂の過剰分泌が毛穴の角栓や黒ずみのおもな原因であることは、みなさんももうご存知のはず。
皮脂を過剰分泌させないためにも、肌には常に充分な潤いを与えておくことが大切なのです。
また乾燥により肌が弱くなったり傷ついてしまうと、些細な刺激を受けやすくなりメラニン色素の過剰分泌も引き起こす場合があります。傷やかさつきは、新たな肌トラブルを招く可能性も。
皮脂やメラニン色素といった黒ずみの原因を作り出さないためにも、肌はしっかりと保湿され守られておかなければなりません。
保湿するときの注意点
保湿の際にコットンを使う方もいるかと思いますが、物理的な刺激は肌を硬くする可能性があります。
コットンを使うにしてもほんの少しトントンと触れる程度にとどめておくのが望ましいですし、できれば保湿剤を塗布する際には手のぬくもりを使って毛穴を開き、奥まで浸透させるのがベストです。
ただし、衛生面にはくれぐれも気をつけましょう。保湿は、必ず清潔な手で行ってください。
お風呂あがりや洗顔後など、時間が空きすぎると保湿の意味がなくなります。遅くとも3分以内にはしっかりと保湿を行いましょう。
保湿で悪化する症状はあるの?
一度にたっぷりの保湿剤を使用すると、べたつきやテカリの原因になります。もちろん少なすぎても意味はありません。用法・用量はきちんと守りましょう。
保湿剤を沁み込ませる際、こすると肌の表面を傷つけてしまい、肌本来が持つバリア機能が低下します。これはメラニン色素が過剰分泌する原因になるため、優しく触れるように気をつけてください。
成分としてエタノールや尿素が含まれる製品は刺激が強い場合があり、人によってはかさついたり炎症を起こすこともあるため、敏感肌の方はとくに気をつけましょう。
セルフケアで解決できない悩みはエステや皮膚科へ
正しい洗顔や、角栓ケア、毛穴ケア…あらゆるセルフケアを行ってもうまくいかない場合は専門家に相談することをおすすめします。
黒ずみや角栓の悩みを聞き、状態を見極め、皮膚の特性に合わせた処置を行ってくれますよ。
美容器や医療用マシンなどの設備も整っているため、セルフケアよりも高い効果が期待できます。
なにより、専門家がみてくれるという安心感がありますよね。
エステの強み
エステは「美容」を目的としているため、ただ黒ずみや角栓を解消するだけではありません。スチーマーや美顔器を使用し、美しくハリのある肌へ導いてくれます。
痛みもなるべく少なく、肌にも心にもリラックス効果をもたらす施術が魅力です。
また、美容の専門家によるアドバイスや、黒ずみ・角栓の対策方法、自宅でできるセルフケアを教えてもらうことができます。
皮膚科の強み
皮膚科の強みとしてもっとも大きいのは、医師に診てもらえる安心感でしょう。トラブルがあればすぐに対応してもらえるため、安心して治療を受けることができます。
ケミカルピーリングや医療用のクレンジング、塗り薬を併用した治療やレーザー治療など、医療用の機器や薬剤を使用できるため、高い効果と持続性が期待できます。
エステと皮膚科の違いは?
まずは目的の違いが挙げられます。エステは「ケア」、皮膚科は「治療」を目的としています。
エステと皮膚科の違いにおいてもっとも大きいのは施術者の保有資格です。エステでの施術はエステティシャン、皮膚科での施術は医師が行います。
皮膚科で行われる処置は医療行為にあたるため、医療用の機器を使用します。エステには豊富な美容機器が揃っていますが、医療機器は使用できません。
それぞれのメリット・デメリット
エステのメリットとしては、皮膚科と比較すると料金が安いことや痛み・刺激が少ないこと、美容効果が高いことが挙げられます。
しかし、効果が長く持続しないため継続して通う必要があります。
皮膚科のメリットとしては、医師が施術する安心感や、医療用の機器・薬剤を使用できること挙げられます。
しかし、費用が高いことや、痛みを伴う治療があることを理解しておかなければなりません。
エステにも皮膚科にも、もちろんメリット・デメリットがあり、一般的にどちらが良いという話ではありません。
自分がどちらで施術を受けたいのか、施術内容や費用、ケアや治療にかかる期間などを吟味した上で選ぶことが大切です。
小鼻の黒ずみや角栓は正しいケア方法を知って対策を
小鼻の黒ずみや角栓が生じる原因はさまざまで、人それぞれです。自分はどのタイプに当てはまるのか、まずは原因をきちんと知ることから正しいケアが始まります。
黒ずみや角栓を悪化させないためにもっとも大切なのは正しい保湿。今日から始められるケアとして、ぜひ心がけてくださいね。
セルフケアではどうにもならない黒ずみや角栓は、エステや皮膚科で処置してもらうことも視野に入れてみてください。
「治らない」とひとりで思い悩まず、プロに相談してみることで、新たな解決法が見えてくることもありますよ。
この記事のまとめ
- 小鼻の黒ずみ・角栓が生まれる原因にはいくつかのタイプがある
- 黒ずみや角栓を悪化させる生活習慣や食生活の改善は必須
- 黒ずみや角栓のケアには正しい保湿が重要
- セルフケアで治らない黒ずみや角栓は、エステや皮膚科で処置してもらおう
- エステと皮膚科は違う!メリットとデメリットを抑えた上でしっかり選ぼう