「脇にクレンジング?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、実は脇の黒ずみケアには週1~2回のクレンジングが効果バツグン。
むしろ、クレンジングを行わなければ脇の汚れがしっかりと落ちず、黒ずみはもちろんワキガの原因になる可能性も…。
今回の記事では、脇の黒ずみ解消に効果が期待できるクレンジングの役割と正しい使い方、おすすめのアイテムについてご紹介していきます。
クレンジングはやり方を間違えるとむしろ肌を傷つけたり黒ずみのリスクを高める場合があります。
「クレンジング、やってみようかな?」と思う方はぜひ参考にしてくださいね。
脇の黒ずみ解消に効果がある?クレンジングの役割
クレンジングと聞くとメイク落としの印象が強い方も多いと思います。しかし、クレンジングとはそもそも「キレイにすること」を指す言葉。ですからもちろん、脇の黒ずみをキレイにするために一役買ってくれます。
脇にクレンジングを行うことでどのような効果が得られるのか、まずは「クレンジング」について知ることから始めましょう。
効果があるのは毛穴の汚れや古い角質による黒ずみ
クレンジングの効果が期待できるのは、汗や皮脂・古い角質による脇の汚れや、制汗剤やボディファンデーションによる毛穴の詰まりが原因で起こる黒ずみ。
これらはすべて脂汚れであり、シャワーや石鹸では落としきれずに汚れが溜まっていく場合があります。
週に1回程度、きちんとクレンジングを行い脂汚れや毛穴詰まりをキレイにすることで、ワキの黒ずみ解消や予防への効果が期待できます。
汚れを落とすことでニオイ対策にも
脇は、身体の他の部位と比べて汗をかきやすく汚れが溜まりやすい場所。ニオイや汗トラブルはつきものですよね。
毛穴に詰まった脂汚れやワキの汚れをクレンジングで落とすことで、ワキガやニキビ、あせもといったさまざまな脇のトラブルを予防・解消することができます。
とくに脇のニオイは、脇に溜まった汚れが細菌繁殖を起こし、汗や皮脂と交わって悪臭を放つことが原因で生じます。
つまり、脇に汚れが溜まらないようキレイにしておくことでニオイ対策につながるということですね。
また、脇のニキビやあせもを予防することができれば、新たな黒ずみを作り出すリスクもぐっと軽減することができます。
とにかく、ワキはいつでも清潔に。
制汗剤や消臭剤はとても便利ですが、使いすぎたりクレンジングを怠れば、むしろワキの汚れやニオイの原因になるということは頭の片隅に覚えておいてくださいね。
クレンジングのメリット
先ほども述べたように、脇のクレンジングを定期的に行うことで汗や皮脂汚れ、毛穴詰まりによる黒ずみをケアすることができます。
さらには、ニオイケアやニキビ・あせもといった肌トラブルの予防にもつながる点もメリットといえるでしょう。
ワキ専用のクレンジング剤も市販されていますが、普段メイク落としに使用している顔用クレンジングを併用することもできます。新たな商品購入の必要がないため、お財布にも優しいですね。
クレンジングのデメリット
洗浄力が高いクレンジングはオイルタイプが多く、滑りが良いためついゴシゴシとこすってしまいがちです。
脇に刺激を与えてえしまうと傷になったり、黒ずみを招く可能性もあります。
またクレンジングには界面活性剤が含まれていることが多くあります。
界面活性剤を含むことで脂汚れを落としやすくなり、洗浄力が高まるのですが、必要な皮脂を奪ってしまう場合も。
クレンジング後は一時的に肌が乾燥状態に陥るということを知っておかなければ、乾燥した肌が傷ついてしまう可能性もあります。
脇の黒ずみやニオイを気にしてやりがちなNG行為
脇はあらゆるトラブルが起こりやすい場所。女性なら誰でも、なんらかの悩みを抱えていることでしょう。
しかし、見せるのはもちろん相談するのも恥ずかしいと、自己流のケアをしていませんか?
果たしてそのケアは正しいものなのでしょうか?脇は正しくケアしなければ、黒ずみやニオイを解決するどころか容易に悪化させてしまいます。
まずは、キレイな脇を手にするために絶対やってはいけないケアをしっかり押さえておきましょう。
絶対ダメ!お風呂でのごしごし洗い
脇の皮膚は、身体のなかではデリケートゾーンと並ぶほどにデリケート。だからこそ少しの刺激でも黒ずみを招いてしまいます。
ニオイや汚れが気になると、ごしごし洗ってキレイにしたい気持ちもよく分かります。
しかし、摩擦は黒ずみの原因になりますし、洗いすぎによって必要な皮脂まで奪ってしまうと乾燥肌を招き、新たな肌トラブルを生じる可能性も。
お風呂で脇をキレイにするコツは、ぬるめのお湯につかること。そうすれば毛穴がしっかりと開くため、毛穴の奥の汚れもしっかり排出されます。
このときお湯が熱すぎると、肌にとって刺激や乾燥を招く原因となるので気をつけてくださいね。
脇を洗う場合は、石鹸をしっかりと泡立て優しく洗いましょう。タオルでなく手で洗っても良いくらいです。そしてお風呂あがりにはしっかり保湿。これは鉄則です。
ピーリングのやりすぎ
脇の黒ずみの原因である古い角質や角栓をみるみる落としてくれるピーリング。
黒ずみケアのためにセルフで行っている方も少なくないでしょう。ところで週に何回、行っていますか?
ピーリングは週に1回、多くても2回行えば充分です。
それ以上の頻度で行うと、肌のターンオーバーを乱してしまう可能性があります。
ターンオーバーが乱れると、メラニン色素が沈着しやすくなり、より一層黒ずみを悪化させてしまう可能性も。
制汗剤のつけすぎも要注意
汗やニオイをケアするために使用しているはずの制汗剤。使いすぎるとむしろニオイや黒ずみ、ニキビなどの脇トラブルを招くリスクがあります。
制汗剤は毛穴にぴたっと吸着することで汗を抑えるため、実は毛穴汚れの重大な原因のひとつ。
また毛穴をふさがれることにより、脇はかゆみを感じやすくなります。このかゆみが刺激となってメラニン色素を分泌させ、黒ずみを招くこともあるのです。
また、制汗剤には殺菌効果が含まれていることが多くあります。
これは、ワキのニオイやニキビの原因となる細菌繁殖を防ぐためなのですが、制汗剤を使いすぎることで肌を健康に保つために必要な菌まで殺してしまう場合があります。
そうなると、ワキは健康な状態を保つことができず、ニオイや肌トラブルを生じるのです。
クレンジングで脇の古い角質や汚れを落とす正しい方法
ここからは実際に、脇にクレンジングを行う際の方法や注意点についてお話していきます。クレンジング自体は、日ごろメイク落としで慣れているという方も多いはず。しかし、クレンジングの選び方やクレンジング後のケアなど、改めて復習しておきましょう。
もちろん、顔のクレンジングにも応用できることばかりですので、知っておいて損はありませんよ!
タイプ別!クレンジングの選び方
クレンジングにはいくつかの種類があります。その分類にはテクスチャーの形状のほか油性成分の配合比率も関わっています。
油性成分の配合比率、つまり洗浄力の高さで並べるとオイルタイプ、バームタイプ、続いてクリームタイプ、ミルクタイプ、ジェルタイプ、ローションタイプとなります。
油性成分には、水分と油分をなじませ乳化させるはたらきがあります。この「乳化」が起こることで汚れはスルッと落ちやすくなるのです。
クレンジングを選ぶポイントとしては、やはり自分の肌質にあったものを選ぶことが重要。
乾燥肌の方が、洗浄力の高いオイルクレンジングを使い続けるとより乾燥を招いてしまいますし、脂性肌の方がジェルタイプのクレンジングを使っていても脂汚れが落ちず、ケアになりません。
クレンジングの正しい方法
- まず脇の汗や水分をしっかりと拭き取り、脇を乾いた状態にします。
- 使用するクレンジングによって多少異なりますが、おおむねさくらんぼ大ほどのサイズを手にとり、優しく脇になじませます。
- 時間をかけず、クルクルと円を描くようになじませたら、サッとぬるま湯で流してしまいましょう。
- その後、石鹸で洗ってもかまいませんし、乾燥肌の方であれば洗わなくてもかまいません。
クレンジングは乾いた肌でてきぱきと!ぬるま湯で洗い流すことが重要なポイントです。
クレンジングを肌に残さないことが大事
クレンジングは長く肌に残さず、サッと洗い流すことがポイントです。
長く肌に残していると、浮き上がった汚れがまた毛穴を詰まらせてしまい効果が得られません。
また、こすったり強くなじませるのもNG。刺激によりメラニン色素を分泌させ、黒ずみになるリスクを高めてしまうほか、脇にしわやたるみを作ってしまうことも。
しわやたるみといった皮膚の重なりや摩擦は、黒ずみはもちろんのことあせもやニオイまでも招く可能性があります。
最後は必ず保湿ケアを
何度もお話していますが、クレンジング後の肌は皮脂や古い角質が失われ乾燥した状態。
乾燥状態のまま放置すれば、肌が傷つくばかりでなく、乾燥状態を脱しようと皮脂が過剰分泌を起こし、ニオイやニキビの原因にもなります。
クレンジング後は化粧水や保湿クリームでしっかりと潤いを与え、ケアすることが大切です。
脇の黒ずみ解消のためのおすすめアイテム
では実際に、脇の黒ずみ解消のためにおすすめできるアイテムをご紹介します。
クレンジングはもちろん、化粧水や美容液もピックアップしています。
コスパや実際のユーザーによる口コミ、成分チェックの上で本当におすすめできるものを厳選しました。
また、こちらで紹介したもの以外にも「肌の漂白剤」と呼ばれる重曹パックやピーリングなど、自宅でできる黒ずみケアはたくさんあります。
もちろんクレンジングと合わせて行ってもOK。他の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。
おすすめクレンジングアイテム
「ラフラ バームオレンジ」は、使いやすさと高い洗浄力で長く愛されているクレンジングです。
バームタイプですが、手にとるとジェル状になるためたいへん滑りがよいのが特徴。たっぷりの潤い成分もおすすめポイントです。
「ソフティモ 薬用ホワイトクレンジングウォッシュ」はメイクも落とせる洗顔フォーム。
毛穴の汚れやメラニンを含んだ角質をしっかり落としてくれ、肌に優しいハトムギエキスが潤いのある透明な肌へと導きます。
「ウルタス クレンジングバーム」は、角質や皮脂汚れをクレンジングするのはもちろんのこと、医薬部外品としてニキビ、肌荒れ予防を期待できる。
25種の美容成分を含む本格アイテムながら、コスパの良さも人気の秘訣です。
注目!脇用クレンジング
脇専用のクレンジングとして注目を集めているのが「エステデオ ホワイトクレンジングジェル」。
天然クレイ(泥)が毛穴の奥の角質汚れにもぴったり吸着し、ごっそり汚れを落とします。
ビタミンC誘導体やアロエエキスなどのうるおい成分をたっぷりと配合しているため、洗いあがりもしっとり。
ローズマリーオイルやラベンダーオイルなどの植物精油がほのかな香りを残します。
デリケートな脇に優しい、添加物を抑えた製品設計。消臭にも効果抜群と高い評価を得ています。
カンタンおすすめ!拭き取り化粧水
クレンジングがちょっと面倒な方には「するっと毛穴の汚れが落ちる!」と注目の拭き取り化粧水がおすすめ。
毛穴が目立つ方、オイリー肌の方はとくに効果を期待できるアイテムです。
「ちふれ ふきとり化粧水」は“拭き取り化粧水ファン”の間でも大人気。
ちふれの商品は低価格かつ肌に優しいのもうれしいポイントです。
「ネイチャーコンク 薬用クリアローション」は汚れを落とすだけでなく、肌荒れ予防や美白ケアまで担うすぐれもの。
しっかり汚れを落としながらもしっとりもっちりと潤いを残すため、黒ずみケアに欠かせない保湿ケアもばっちりです。
定番の人気商品!脇の黒ずみケアアイテム
コスパ重視派の方におすすめするのは「メンソレータム ワキレホワイト」。
古い角質を柔らかくし、潤い成分が肌の奥まで浸透。ターンオーバーを整え、黒ずみをケアします。メラニンの生成を抑え、メラニン排出も期待できる優秀なアイテム。
全身に使用できる美白保湿ジェル「薬用アットベリー」ももはや黒ずみケアには定番。
低刺激処方かつ、添加物をなるべく使用しない肌に優しいぷるぷるジェルで、敏感肌の方でも使いやすいのがうれしいポイント。
アットベリー公式サイト
さらに、高いリピート率を誇る黒ずみ専用ジェル「ピューレパール」もおすすめのアイテムです。
ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲンというたっぷりの保湿成分を配合し、肌そのもののツヤやハリをアップ。ターンオーバーの正常化を促進し、黒ずみにくく健やかな肌へと導きます。
クレンジングで脇の皮脂汚れや古い角質をしっかり落とし、黒ずみを解消!
クレンジングで皮脂汚れや古い角質をキレイに落とすことで、脇の黒ずみ解消はもちろんニオイケアにもつながります。クレンジングは多くても週に2回、やりすぎは逆効果だということを覚えておいてくださいね。
脇のクレンジングはこすらず、優しくなじませてテキパキと!ぬるま湯で落として保湿ケアを忘れずに。これが、脇の黒ずみ解消のためのクレンジングの鉄則です。
普段メイク落としに使っているクレンジング剤でかまいませんので、さっそくトライしてみましょう!
まとめ
- クレンジングで皮脂汚れや古い角質を落とすことで黒ずみ解消につながる
- クレンジングをして脇が清潔になることでニオイケアにもつながる
- やり方や頻度に注意が必要。クレンジングのやりすぎはむしろ逆効果
- 脇は絶対にこすらない!優しく洗い、さっと洗い流す。保湿ケアは必須
- 脇用のクレンジングも市販されている。美容液や保湿剤と合わせて使って